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『プラトン全集』4巻

通読

パルメニデス』『ピレボス』を収める。

パルメニデス

全体はケパロスの独白。ゼノン・パルメニデスソクラテスの間の対話を、その場に居合わせたピュトドロスがアンティポンに伝え、さらにアンティポンからケパロスがその様子を又聞きした、という多重の入れ子構造。

全体は概ね二部に分かれ、「イデアについて」という古来の副題が適合するのは前半部のみである、と田中美知太郎が解説で指摘している。実際、第二部にあたるパルメニデスソクラテスとの対話はむしろ「一」についての形式的な議論に割かれている。

特に後半の議論は全く僕の理解を超えている。

『ピレボス』

ソクラテス、ピレボス、プロタルコスの対話。快楽(ピレボス)と思慮(ソクラテス)とのいずれが最善のものか、ということが話題となり、いずれも善そのものと同一視はできず、それらが混合した生活が最善である、と結論される。そこで「二等賞」をいずれに与えるべきか、が次に問題となる。快楽と思慮とのそれぞれにについて分析がなされ、順位について決着が付けられる。

プラトン全集〈4〉パルメニデス ピレボス

プラトン全集〈4〉パルメニデス ピレボス